2021年現在、全国には約550万件もの数でコンビニエンスストアが存在していることが、総務省の調査で明らかとなりました。現在は大手チェーンで合併を実施したことで1990年代後期よりも件数は半分に減っています。それでも世界各地のなかでもっとも多くなっており、街中では同じ系列店が100メートル間隔で存在していることも少なくないほどです。これほど多い数で店があることで、どの店舗でも導入をされているのが営業管理ツールです。
ここではこの営業管理ツールの概要と、コンビニで使用される事例を見ていくことにしましょう。まず営業管理ツールというのは、文字通りお店の営業が円滑に進むようにサポートをしているシステムです。通常はパソコンにインストールをして活用することができ、伝票整理から売り上げの計上・顧客管理などマルチメディアな対応が可能です。コンビニで導入されている営業管理ツールの特徴は、仕入れの管理から来店客の動向をくまなくデータにできるという点になります。
例えば1日に訪れた来店客が購入したものを1点ずつ、そして時間ごとに目に見ることが出来るわけです。今現在、何が高い需要を得ている商品なのかを知ることで仕入れにも活かせます。この営業管理ツールを操作できるのは店長のみと限定をしているところが多く、必ずアクセス権は店長とエリアマネージャーにしか付与をされていません。店の営業に関わる大切なシステムといえるでしょう。